私も婦人科医として、日々女性（自分を含む）の健康を、より良くしていくためには、どうすれば良いのか、何ができるか、を考えています。
今日は、その課題に良いヒントを与えてくれた、TEDトークをご紹介します。
『このTalkを聞くだけで、聞いた人の寿命を7.69分長くします！』という所から、講演がスタートします。
講師のジェーン・マゴニガルは、ゲームデザイナーですが、過去に、重度の脳震盪を負い、ひどい頭痛に始まる後遺症に悩まされ、一度は自殺まで考えたそうです。
そんな彼女が、自分の回復のために、何ができるか？自分の経験を生かし、ゲーム感覚で、回復を助けるゲームSuper Betterを作ったのです(現在、このゲームは英語のみです）。
科学的研究の成果を折り込んだ、このアクティビティをするのに、特別なものは何もいりません。今日、今すぐに、思い立った今ここで始められるアクティビティです。１時間毎に、たった5分、この行動をすることで、1時間毎に7分半寿命が延びる、そんな簡単な心と体の健康習慣が紹介されています。
お時間のある方は、ぜひ、ご覧ください！！
時間がない方に、簡単な要約です。
以下の４つの強みが、あなたを成長させます。
1.Physical resilience 身体的レジリエンス
2.Mental resilience 精神的レジリエンス
3.Emotional resilience 感情のレジリエンス
4.Social resilience 社会的レジリエンス
- 注：resilienceは、レジリエンス、「精神的回復力」「抵抗力」「復元力」「耐久力」などと訳される自己治癒力のこと
この４つのレジリエンスを高めるアクティビティ、簡単な行動（ゲーム）が以下の通りです。それぞれ、どちらか一つの行動をするだけで、大丈夫です。
1.身体的レジリエンス
じっと座らず、少しでも身体を動かすとよい
- 立ち上がって前に３歩歩く
- 握りこぶしを作り、頭の上にできるだけ高くあげて５秒間
2.精神的レジリエンス
とても小さな挑戦でも、続けることで意志力を強める
- ちょうど50回、指を鳴らす
- 100から7ずつ、引き算をしていく（100-7, 93-7,,,,)
3.感情のレジリエンス
好奇心や愛のように力強いポジティブな感情を引き起こす
- 窓の外を眺める・外から窓の中を眺める
- 好きな動物の赤ちゃんの画像を見る（You Tube/Google Imageなどで）
4.社会的（社会生活・人間関係）のレジリエンス
- 誰かの手を6秒間握る
- 誰かに『ありがとうThank you』と感謝の気持ちを、メール、テキスト、FB, Twitterなどで送る
どれも、すぐに、簡単に始められる行動ばかりですね！
あとは、どうやって、この行動を続けて行けるか？仕事でコンピュータに向かうと、何時間も座ったままで仕事をしてしまうことも多い私です。
解決策として、コンピュータに１時間毎に休憩（行動する）リマインダーを表示する無料ソフトを導入しました。
解決策として、コンピュータに１時間毎に休憩（行動する）リマインダーを表示する無料ソフトを導入しました。
Time Out というソフトです。
私も、まだ始めたばかりですが、今後自分自身の心身の健康がどのように向上していくか？とても楽しみです。
