2015年1月27日火曜日

スノーストームで、州が非常事態宣言と、その準備について(覚書)

今年は、スノーストームが来なくていいね!と話した直後に、ストームが連続して到来中のボストン。

 今日、2015年1月26日、お昼に、MA州のチャーリー・ベーカー知事が、州に非常事態宣言を発表しました。このストームは、Storm 2015として、記録に残るストームになりそうです。

27日0時から、MA州全域の道路の交通およびMBTAの公共交通機関は全てシャットダウン。緊急車両以外の通行禁止となり、違反者は$500の罰金、
とのこと。

こういう時、アメリカって、はっきりルールを作って、ちょっと脅して、住民に言う事聞かせる感、があります。

日本で雪国暮らしを経験した私には、この程度の雪でシャットダウンしたら、日本の豪雪地帯は、冬中シャットダウンしなければだめではないか、と考えてしまいます。ですが、このような雪に慣れていない、車がスノータイヤを履いていない、タイヤチェーンも皆持っていないボストンでは、車と人を外に出さないのが、一番安全ですね
 
電気さえ止まらなければ、家族で自宅にこもっているのも悪くないけど、電気が止まったら、、、、。復旧まで、すご〜〜く時間がかかると思うので、考えたくないですね。

アメリカは、思いの他、インフラが弱い所があり、また災害などに対しても、その他の事に対しても、自衛が当たり前、と考える所があります。
国土も広いため、一度何か起きても、復旧までには時間がかかってしまうので、要注意ですね。

 
州が発表している、ストームに対する準備は

• 十分な暖房の燃料を準備。停電に備えて予備の暖房器具を。
• PC/携帯ほか、機械の充電。
•懐中電灯、携帯ラジオ、余分の電池、水、缶などの食べ物を準備。
• 火災探知機、一酸化炭素探知機の点検。
• 医療機器を使用している場合、プロバイダーに相談しておく。
• 最低限72時間分の医薬品、医療機器の充電と予備のバッテリーも忘れずに。
• 近所の人と、助け合いましょう。

等になります。

今回は、一般車両は使えなくなるので、蛇足になりますが、
• 車の準備:ガソリンをタンク半分以上入れておく。冬の非常用グッズを搭載:毛布・予備の服・ライトと予備の電池・マッチ(雪を溶かして水を飲む ため)、缶などの腐らない食べ物、窓の氷結を落とすscraper、ショベル、砂、車を引っ張るロープ、ジャンプケーブル
との事でした。

私は、電気が止まると、暖房もつかず、料理も出来ないアパート住まい。暖炉はありません。

取りあえず、水、食料は十分あるので、後は、電気が止まっても大丈夫な様に、食事を作っておこうと思います。

2015年1月17日土曜日

自分の名前について考える ー別姓、改姓の大変さや、プライバシーの問題などー


今日は、自分の名前について考えた事を、つれづれにお話したいと思います。

私は自分の旧姓、金子智子が好きでした。苗字と名前が、『子』で韻を踏んでいるなんておかしい、とからかわれる事も多かったですが、生まれてから結婚するまでの31年間、ずっと使ってきた名前です。やはり愛着があります。旧姓で仕事をし、論文を書き、業績を少しづつ積み上げてきました。

ところが31歳で結婚するにあたり、名前をどうするか、考えなければならなくなりました。

まず、ここでフラストレーション。
日本では、結婚後の姓は男女どちらの姓を選んでも良い事になっていますが、多くの場合が女性は男性の姓に変更することになります。戸籍制度上、今の所、夫婦別姓は認められていません。私は、中国や韓国の様に、女性も一生涯名前を変更する事無く暮らし、結婚後は、妻だけ別姓で家族を形成する、子供の姓は夫と同じ、というのも、あっていいと思うのですが、、、。

私はアメリカで結婚したため、少なくとも、アメリカの法律上の名前は自分の好きなように選べました。
選択肢は5つ
1.私だけ旧姓のまま
2.私が夫の名字に変更する
3.夫が私の名字に変更する
4.私だけ、旧姓と夫の姓をハイフンで繋ぐ。
5.夫も私も、旧姓と夫の姓をハイフンで繋いだものを使う

等がありました。
 
姓を変更すると、本当に煩雑な手続きが伴います。
銀行口座、クレジットカードを始め、運転免許書なども、全て名義を変更しなければなりません。

いろいろ悩みました。
結論は、アメリカでは4の、私だけ旧姓と夫の姓をハイフンで繋いだラストネームを使う事にしました。
理由は、夫と私のなまえが、智と智子と、一字だけ違い、読み方も、とも、ともこ、という風に、あまりにも酷似しているためで、ラストネームが同じだと、区別がつかなくなる可能性があまりにも高かったからです。

4を選んだ今でも、色々な所で、 情報が混ざりあってしまい、お互いが間違えられる事があり、未だに苦労しています。

日本では、戸籍法に乗っ取って、姓を選ばなければならず、私は夫の姓を名乗ることにしました。 その結果、日本でも、銀行口座、クレジットカードを始め、運転免許書、医師免許書、保険医登録書といった数々の書類の名義変更が必要でした。全ての手続きを終えるまで、かなりの時間がかかり、なぜ、私だけ、こんなに大変な思いをしないとならないのか、と腹が立ったのを今でも覚えています。

そして、日本のパスポート。
パスポートに旧姓を併記してもらう為には、特別な手続きが必要でした。
あまり、一般的で無いため、過去に同じ様に旧姓併記を申請した方の記録を参考にして、申請し、無事併記してもらう事が出来ました。
でも、日本のパスポートでは、旧姓ー現姓をハイフンで繋いだ形は、未だ認められず、現姓(旧姓)という記載のみ、可能でした。
これについては、いつかまた、ブログで書きたいと思っています。
 
また、改姓の問題とは話が変わりますが、夫の苗字は、比較的珍しい苗字のため、個人特定性が高くなってしまうのが、嫌でした。

なんでも、インターネットで調べると情報が出てくる世の中です。
個人特定性の高い名字を名乗ると、一般には公開したくない個人情報が特定されやすくなり、知らない間に知られてしまうような怖さがありました。
この点については、これからも気をつけていく必要があります。
(突然、全く知らない人から、ダイレクトメッセージが届く、などというのは、本当に気持ち悪い物です。メールソフトなどでフィルタリングをしていても、すり抜けてくる物もあります)。

最近は、本名で原稿を書く機会が増えてきました。
玉石混淆な情報が溢れる現在において、自分の名前がついた記事に関しては、信頼がおける情報源と考えてもらえる様に、努力しながら書いていこうと思っています。

2015年1月16日金曜日

DNAが、あなたの未来を左右する?

今日は、昨日公開になった動画を、ぜひシェアしたいと思います。

私の友人で、現在ボストンバレエで、アジア人初のプリンシパルダンサー(最高位ダンサー、プリマドンナ)になられた倉永美沙さんが出演された広告です。

倉永美沙さんは、大阪で生まれ育ちました。子供の頃から頭角を表し、モスクワ国際バレエコンクールでジュニア金賞、ジャクソン国際バレエコンクールでシニア金賞を受賞、ジャクソン国際バレエコンクールゴールドメダル受賞(女性シニア部門日本初)など、今までに数々の輝かしい実績を残してこられています。

ですが、競争の激しいプロバレエダンサーの世界で、このような輝かしいキャリアを築く過程では、アジア人であること、骨格の違い、身長など、他のバレリーナと比べて不利と考えられる条件もあり、苦労も沢山なさってきました。
でも、それらを乗り越えて、絶え間なく努力をし、夢を諦めない姿勢が、今の彼女を作っています。
そんな彼女の姿が、ぎゅっと一分30秒の広告に収まっています。


 ぜひ、ご覧になって下さい。

また、ボストン近郊の友人の皆様。Boston Balletに倉永美沙さんの踊りを見に行く際には、ぜひお声をかけて下さいね!

For all girls
 
 Be inspired by this is a video clip of TV ad.
http://youtu.be/R6HDugp9msQ

Breath holding Miss Misa Kuranaga, a Principal of Boston Ballet. She voyages beyond what is determined by DNA (Destiny).

Misa Kuranaga was told she didn’t have the genes to dance ballet. She didn’t listen, and instead chose to changedestiny.
Know more about Misa’s changedestiny journey:
http://www.sk-ii.jp/ja/changedestiny.aspx


2015年1月10日土曜日

大晦日にお節交換会

皆様、新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

あっという間に2015年の幕が開いてしまいました。
2014年の12月も、師走との言葉通り、右に左に走り回ってるうちに過ぎてしまいました。そんな12月にはいろいろなイベントがありましたが、今日はおせち交換会について少し書きたいと思います。

お節交換会とは、各自がお節を数品作って持ち合い、交換し、おせちを完成させるものです。
今年の交換会後、お重に入ったお節はこちら。


上より、一の重、二の重、三の重。他に重箱に入りきらなかった、鹿児島の郷土料理の豚骨がありました。


アメリカ生まれの子供たちにも、お正月には伝統的な日本料理を、知って、食べてもらいたい。純日本人の私は、慣れたとはいえ、通常1月2日から、ホリデーが終わり!というアメリカ、せめて元日位は、日本人らしくお節を食べながらゆっくりしたい。
でも、 その一方、年末まで忙しく、お節の材料の入手も難しい海外の地では、どうしても、お節作りは色々なハードルが高いものでした。

私も四年前までは、29日位から31日の夜にかけて、仕事から帰ってきた後に、夜なべをして、おせちの準備をしたものでした。(31日まで、普通に仕事がありました。)

でも、友人からお節交換会を教えてもらい、参加する様になって今年は4回目。我が家では毎年の恒例行事として、定着しつつあります。

その後、このコンセプトは、ボストンでも少しずつ広がり、複数のグループが交換会をするようになりました。

昨年末の篠原歩弓さん主催の「おせち交換会」の様子は、錦光山雅子さんによって朝日新聞の記事になりました!
(English)
Japanese expats swap 'osechi' dishes to save time, money, energy

(日本語)
おせち交換、米国流 在住の日本人「簡単、楽しく、豪華に」


お節交換会は、楽しく簡単に用意でき、割高な食材を買いそろえる費用も抑えられ、友人との絆も深まる、といった利点に加え、全て、各人の自宅で作られているため、添加物、保存料などが一切ないこととで安心安全、そして交換で受け取るお節は、お重に入る分量、つまりすぐに食べきることができる量なので、同じおせちを食べ続けて飽きる、ということもありません。
またそれぞれが、自分の出身地のお節、郷土料理を持ち寄ることで、日本の郷土料理をかいま見る機会でもあります。

海外在住で、お節やお節の材料が中々手に入らない、忙しい日本人の皆さん。ぜひ来年はあなたもいかがですか?