加齢に伴い、妊娠は難しくなります!
妊孕力(にんようりょく、妊娠する力)は年齢とともに変化します。男性も女性も思春期の始まりとともに、妊孕力がつきます。
女性の場合、月経(生理)と排卵の開始が、生殖可能期間の始まりです。一般的に、閉経後の女性は、妊娠できなくなることは、理解されています。が実際は、閉経の5年〜10年前位で、妊孕力がなくなります。女性の閉経は51歳±5歳ですので、その5〜10年前が、妊娠できるリミットの歳となります。
現代の社会では、年齢に関係する不妊症は、より一般的になってきています。
例えば、女性が、キャリアを形成しているうちに30代に入り、その後結婚し、家庭を持つ事が増えてきているのも、年齢に伴う不妊症増加の一因です。
現代の女性の中には、以前より、さらに健康に気をつけ、運動をし、食べるものにも気をつけたりして、健康的な生活を送る方も、増えております。しかしながら、健康的な生活を行うことによって、加齢による妊孕力の低下を送らせることは、できないと考えられています。
もう一度ここで強調しておきたい事は、卵巣内の卵の質が低下することと、妊孕力(妊娠する力)は、年齢と共に低下することです。
女性は、生まれた時に、決まった数の卵子をもって生まれきて、これらが老化する、と今まで言われてきました。これについては、私の研究室を含む最近の研究から、新しい発見がありましたが、これはまた別の機会にお話させていただきたいと思います。
妊娠の適齢期は、20歳代と言われています。 加齢による妊孕力の低下は、一般の女性が想像しているよりも、早くから起きている事を知っていただきたいと思います。
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