2016年1月15日金曜日

浦安市長の出産適齢期(18〜26歳)発言について

皆様、明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します。

早いもので、あっという間に2016年ですね。
今年も、不妊の専門家として、妊娠・出産に関する正しい知識を広めていく活動を通じて、皆さんの授かりたい気持ちを応援するべく、努力していきたいと思います。

さて、新年初のブログは、今月11日の成人の日での浦安市長の出産適齢期発言についてです。 

市長の発言は、今の少子高齢化問題を踏まえ、新成人の皆さんにも、家族計画も考えた人生設計を、という意図の発言だったと考えます。ですが、出産適齢期は18から26歳まで、という発言は正しくありません。

日本産科婦人科学会として「出産適齢期は18歳から26歳を指す」と定義した事実はありません。女性の妊娠適齢期は20歳代で、35歳までが望ましいとされております。


正しい知識をもとに、行動する女性たちを応援します!


以下、共同通信社11日の記事より引用です

『千葉県浦安市の松崎秀樹市長は11日、東京ディズニーランド(TDL)で開かれた市の成人式の祝辞で「18から26歳までは出産適齢期。若い皆さんに期待している」と述べた。松崎市長は取材に対し「産まなければ人口は増えないという率直な思いを話した」と発言の意図を説明。「産むか産まないかはもちろん個人の自由」と述べ、出産や時期を押しつける考えはなかったとした。』

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